わが子の場合、初めての不合格は午後受験の学校でした。

本人はできに少し自信があり、それを聞くと親も期待してしまいます。

夕食を終え、どきどきしながら合否のページにアクセスしました。

予想もしない衝撃

「ガーン」という無音の衝撃が、私の頭に響きました。

スマホの画面を見つめたまま、凍り付いたわが子の表情。

100パーセント安全なんてないとわかっていたはずです。

ですがこの衝撃の強さは、予想を超えていました。

私は親としての役目をしなければいけない時です。

がんばって平静を装う私。

引きつった顔でわざと明るくコメントする子ども。

不憫でなりません。

私までショックを表すわけにいかないのです。

結果を受け止め、子どもの頑張りをねぎらいます。

どんなことばも、子どもの耳には届いていないかもしれません。

だけど、ねぎらい、はげまし、頑張りをほめるしかないのです。

結果を責めるなんてことは、がんばった本人に対してありえないと私は思います。

子どもだって全部合格するとは思っていなかったでしょう。

でも合格しないとも思っていなかったでしょう。

結果が現実になった時の心の動きは、だれにもわかりません。

なんといっても、初めての中学受験なのですから。

理想の態度

私の顔も引きつっていたと思います。

できるかぎり、親の役目を精一杯演じるべきだと感じました。

私が思う、親の理想の受け止め方は…

もしも期待していた結果とちがっても、事実を淡々と受け止めます。

親はショックを受けません。

親は動揺もしません。

ショックを受け動揺するのは、頑張って来た子ども本人です。

悲しいのは子ども本人です。

子どものショックや悲しみを受け止めて、気持ちを共有します。

これまでの努力をねぎらいます。

どのように受け止めるかは、子ども本人にしかわかりません。

子どもを信じるしかないでしょう。

親としての理想の態度を、1年後のいま、想像してみました。

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