投稿者: tokyo

  • どうにかなる 笑顔で送り出そう

    入試本番が間近となりました。

    前日も当日朝も、確認したり準備したりと親も忙しいでしょう。

    そんな親を見て、子どもも緊張感をつのらせているかもしれません。

    内心焦っていても、顔がひきつっていても、とりあえず笑顔になってみるのはどうでしょう。

    親の笑顔は、予想以上に子どもの心をほぐすのに役立つ気がします。

    どうにかなるから大丈夫

    受験票を忘れた? 

    大丈夫、受付で話しましょう。受験できます。

    電車を乗り間違えた? 

    大丈夫、乗りなおせば、学校には到着します。遅れるなら学校に電話すればOK。

    水筒を忘れた? 

    大丈夫、自販機で飲み物を買いましょう。

    寝坊した? 

    大丈夫、たくさん眠れたのは良かったです。予定通り準備をして出かけましょう。

    学校に電話しておけば安心です。

    喉が痛い? 

    大丈夫、コンビニで気分の上がるのど飴を買いましょう。

    熱がある? 

    大丈夫、熱をはかって、学校に電話して対応を聞きましょう。

    黒猫が横切った? 

    大丈夫、動物はみんなかわいいものです。

    カラスが落としたふんがついた? 

    大丈夫、大当たりです。ティッシュを総動員して拭きましょう。

    駅や学校でも協力してくれるはずです。

    笑顔で「大丈夫」

    いちばんのポイントは、子どもには笑顔を見せることだと思います。

    焦るけれども、笑顔で「大丈夫」といえば、子どもも少しほっとします。

    みんな大丈夫。

    なぜかというと、子どもたちには未来しかないからです。

    当日、親ができるのは、笑顔で送り出すことだけかもしれません。

  • 午前・午後とも受験の日

    わが子は2月1日に午前午後受験をしました。

    午後も受けられるなんて、チャンスも増えるし、効率いいね!

    その一方、子どもはとっても疲れます。

    午前、午後は1日だけ

    入試の日程は、子どもと話し合って決めました。

    午前午後ともに受験するのはハードなので、1日目だけにしました。

    親としては、もう少し受けられる可能性を増やしたかったです、ほんとは。

    ついつい欲張ってしまいますから。

    でもわが子に断られました。

    あとになって、わが家の場合、これは正しかったとわかりました。

    激動の午前4科目、午後4科目

    1日、元気よく志望校へと向かいました。

    わが子からは緊張と興奮が伝わってきました。

    午前の試験、4科目が終わりました。

    疲れているとはいえ、いろいろ話してくれる元気はあります。

    できは、まあまあだったそうです。

    移動してから昼食。

    そして、また次の試験会場へと向かいます。

    ご飯もしっかり食べて、元気を回復したように見えました。

    実際の疲れ具合は、子ども本人にもわからないと思います。

    人生で初めて、1日のうちに2回目の試験を受けに行きました。

    午後の試験が終わり、ほっとした表情の娘。

    午前よりも午後のほうができたと話していました。

    さすがに疲れた様子でしたが、おしゃべりは普通にしていました。

    その日の夕方、午前の合格発表があり、無事合格。

    夜には午後の合格発表があり、こちらは残念でした。

    1日のうちに、4科目の試験を2回受け、合格を体験し、不合格を体験。

    頭も体力も感情もフルに使って揺れ動く、とてつもなく大変な1日でした。

    まだまだチャレンジ

    でもこれで終わりではありません。

    翌日も、さらにその翌日にも入試が控えています。

    合格があっても、チャレンジ、またチャレンジです。

    だって、より難しい学校に合格できれば嬉しいじゃないですか。

    親の私は、そう考えていました。

    子どもは、ちょっと違っていました。

    1日目が終わって、気が抜けてしまいました。

    2日目も元気に向かいましたが、あとで聞くと、試験中、時々ぼーっとしてしまったそうです。

    緊張感の続くお子さんも、もちろんたくさんいるでしょう。

    わが子の場合は、見た目の元気さではわかりませんでした。

    気持ちが、いったん途切れてしまったようでした。

  • 受験当日 自宅出発時間と服装を決めておく

    寒い朝、さあ出発です。

    持ち物や体調など、気にすることは山ほどあります。

    やってよかったことのひとつが、家を出る時間をはっきり決めたことです。

    いつも使っている手帳やスマホのカレンダーに、たとえば「6時40分出発!」というふうに、具体的な時間を書きます。

    逆算できるけど決めておく

    自宅の最寄り駅やバス停から、何時の電車、バスに乗るかなど、事前に確認していると思います。

    ちょうどいい時間。早めに準備ができて、早く家を出られた時の時間。何かで遅れた時の時間。

    そして乗り換えがあれば、乗り換え後の電車の時刻も調べているかと思います。

    家を出る時間は逆算すれば、当然わかります。

    駅やバス停はいつも使っているから、かかる時間は考えるまでもありません。

    でも、あえて、家を出る時間を明記することをおすすめします。

    小さなあせりをなくすため

    わが家から最寄り駅までは、徒歩7分。

    とはいえ、エレベーターがなかなか来ないと、プラス2分だったり

    大人1人で歩くと7分でも、2人で歩くと8分以上かかったり

    途中の交差点で信号に全部ひっかかると、プラス2分だったり

    それを考え出すときりがないので、家を出る時間は○時○分!と宣言するのです。

    わが子の場合、遅れそうになるとすぐに、走ればいいじゃん、などと言い出します。

    毎度言うように、運動不足&大荷物の私は走れません。

    無理です。

    それで転んだりしたら、目も当てられません。

    なので、決まった時間に出る!

    この時間を守る!

    走るとか、信号とか、余計なことを考えずに済みます。

    ほんとに小さなことですが、家を出発する時間、決めておくと安心でした。

    迷わずこれを着る!

    同様に、入試当日の服装もばっちり決めておくことをおすすめします。

    服だけではなく、下着や靴下も、です。

    朝になって、あったかい下着を着ようか、室内が暑いかもしれないから綿にしようか。

    こういう迷いがいっさいない状態にしておきます。

    そして何と言っても、着慣れた服がいちばんです。

    面接などで、着慣れない服の必要がある人もいるでしょう。

    下着でも靴下でも、何かひとつ着慣れたものがあるといいですね。

    わが家の場合、あまり防寒してくれない娘に、帽子やマフラーを持って行っても、ひとつも使わなかったという例がありました。【中学受験】限りなく増える受験当日の荷物

    ふだんから使い慣れてないものを、子どもは急に使ってくれません。

    着慣れた、安心する服を、前日までにそろえておくと、当日の朝、焦らずにすむかと思います。

    元気に出発することをお祈りしています。

  • 合格発表を見るタイミングは

    合格発表の日時は、学校によってまちまちです。

    受験した当日の夕方や夜、翌日、2日後の場合もあります。

    親としては、併願校を決定するために、合格発表のタイミングがとても大事です。

    いえ、ちがいました。

    合格したのか、それを一刻も早く知りたいのです。

    入試当日の合格発表

    合格発表の時間、子ども本人が見ることができるでしょうか。

    ほかの入試とぶつかっていたり、翌日にそなえ、すでに眠っていたりするかもしれません。

    わが子の2月1日午前入試の発表は、その日の夜でした。

    合否が決まるあまりの速さに驚きますよね。

    午後受験もあったため、帰宅してからすぐに発表のタイミングでした。

    帰り道、わが子がおどろくことを言い出しました。

    「合格発表を、家で見たくない」

    なんですか、それ?

    私は理解できませんでした。

    父親が待っているのがいやなのか、落ち着いた家の中で見るのがいやなのか。

    理由は本人にもはっきりわからないようでした。

    とにかく、こわかったのだと思います。

    合否を突きつけられるのが。

    なぜかファミレスで

    本来なら帰宅している時間、なぜか、私と娘は近所のファミレスにいました。

    早く帰って翌日にそなえたいところでしたが、娘の希望を優先することにしました。

    合格発表の時間まで、そんなに長くはありませんでした。

    帰宅してから夕食の予定だったので、ファミレスではフライドポテトをつまんで、その時を待ちます。

    なぜ、いま、ファミレスでポテト?と思いつつ…

    時間が来て、思い切って学校のサイトにアクセス。

    結果は、合格でした。

    ファミレスなので、大声で叫ぶわけにもいきません。

    それでも娘と喜び合い、家で待たされている父親にもすぐに報告。

    塾の先生にも、なぜかファミレスから電話をしました。

    早く帰ろうよーと私は思っていましたが。

    わが家では、合格発表は全部本人が初めて見ました。

    都合があって、親が先に見る場合、伝え方には苦労されると思います。

    わが家は、その後の合格発表では、毎回、苦い思いをかみしめました。

  • 受験以外の会話

    中学受験の沼があるとすれば、はまるのは子どもではなく親のような気がします。

    学校を探したり、受験日程を組んだり。

    子どもはまだ小学生なので、親がやる仕事がたくさんあります。

    それだけに、親は受験一色になりがちです。

    「受験の話ばっかりしないで」

    中学受験する母親同士、話が尽きることはありません。

    もちろん途中で切り上げますが。

    子どもの心配から、塾の情報、中学校の噂話など、情報交換につい熱が入ります。

    わが子の成績はさておき、そのようなおしゃべりは、正直言ってけっこう楽しかったんです。

    まだ見ぬ輝かしい未来を感じつつ、合否という結果が出ていない、平和な時間でした。

    だからおしゃべりも、危機感の半面、楽しむことができました。

    親同士はそれでいいのです。

    ですが、気がつくと、子どもとの会話も受験のことばかりになっていました。

    ある時、わが子に指摘されてハッとしたことがあります。

    「受験の話ばっかりしないで」

    私は競走馬を走らせる馬主のような気持ちだったと気がつきました。

    普通の会話って?

    ふだんの会話がどういうものか、一瞬わからなくなりました。

    学校であったこと、塾であったこと(勉強以外で)、楽しかったこと、悲しかったこと、おもしろかったこと…

    子どもの世界は色とりどりです。

    受験カラー一色にならないよう、気をつけようと思いました。

    くだらない話で笑いあうと、自分の気持ちもやわらぐのを感じます。

    どうしても勉強のことをいいたくなったら…

    この5分だけは子どもとしょうもない会話、ふだんの会話を楽しもう!とするといいかもしれません。

    見透かされる親の意向

    もう一つ、子どもとの会話でやりがちなことがあります。

    中受親でありがちなのは、なんでも学習に結びつけすぎることです。

    とくに社会や理科の分野。

    わが子は社会が全般的に苦手だったので、ニュースを見て説明したりしていました。

    いろんなことに興味を持ってもらうのはいいと思います。

    ですが、その裏に、成績アップさせたいという親の意向が透けてみえる場合が。

    子どもは敏感にそれを感じ取ります。

    わが子の場合、勉強ぽい雰囲気を感じとると、とたんに拒否感をあらわにしていました。

    私からしたら、ああー下心がばれちゃった、という感じです。

    中学受験が終わっても、当然、学校も勉強も続きます。

    受験や勉強の話は、子どもがいやにならない程度がいいかもしれません。

  • 親はショックを受けないで

    わが子の場合、初めての不合格は午後受験の学校でした。

    本人はできに少し自信があり、それを聞くと親も期待してしまいます。

    夕食を終え、どきどきしながら合否のページにアクセスしました。

    予想もしない衝撃

    「ガーン」という無音の衝撃が、私の頭に響きました。

    スマホの画面を見つめたまま、凍り付いたわが子の表情。

    100パーセント安全なんてないとわかっていたはずです。

    ですがこの衝撃の強さは、予想を超えていました。

    私は親としての役目をしなければいけない時です。

    がんばって平静を装う私。

    引きつった顔でわざと明るくコメントする子ども。

    不憫でなりません。

    私までショックを表すわけにいかないのです。

    結果を受け止め、子どもの頑張りをねぎらいます。

    どんなことばも、子どもの耳には届いていないかもしれません。

    だけど、ねぎらい、はげまし、頑張りをほめるしかないのです。

    結果を責めるなんてことは、がんばった本人に対してありえないと私は思います。

    子どもだって全部合格するとは思っていなかったでしょう。

    でも合格しないとも思っていなかったでしょう。

    結果が現実になった時の心の動きは、だれにもわかりません。

    なんといっても、初めての中学受験なのですから。

    理想の態度

    私の顔も引きつっていたと思います。

    できるかぎり、親の役目を精一杯演じるべきだと感じました。

    私が思う、親の理想の受け止め方は…

    もしも期待していた結果とちがっても、事実を淡々と受け止めます。

    親はショックを受けません。

    親は動揺もしません。

    ショックを受け動揺するのは、頑張って来た子ども本人です。

    悲しいのは子ども本人です。

    子どものショックや悲しみを受け止めて、気持ちを共有します。

    これまでの努力をねぎらいます。

    どのように受け止めるかは、子ども本人にしかわかりません。

    子どもを信じるしかないでしょう。

    親としての理想の態度を、1年後のいま、想像してみました。

  • 「合格」の重さ

    2025年受験のみなさん、がんばってください!

    前もっていろいろ考えていたよりずっと、「合格」の二文字は重かったです。

    どんな状況でも、どんな学校でも、合格は合格。

    それは輝いていました。

    合格に優劣はない

    この学校じゃないと、合格したって意味がないだろう。

    超安全校に合格したって、当然のことだからうれしくないだろう。

    一応受けるだけだから、合格してもしなくても関係ないだろう。

    全部ちがうと思います。

    「合格」は「合格」。

    絶対的にうれしいものです。

    とくに受験生本人にとっては、こんなに力になるものはありません。

    だから、実力よりはやさしい学校だったからといって、合格を軽く見てほしくないと思います。

    どんな合格でも、子どもが自分の力でとった勲章です。

    とにかくほめてあげてほしいです。

    当然とか、簡単とか言わずに、ひとつの大きな合格を素直に喜ぶのがいいと思います。

    みんなで喜ぶと、子どもはとっても嬉しそうな顔になります。

    合格がお守りになる

    どちらかというと反応が淡白なわが子。

    合格をもらった時は、やったーとはじけるのではなく、良かったーとかみしめている感じでした。

    日ごろは言いませんでしたが、プレッシャーも相当あったのでしょう。

    うれしいと同時に、ホッとしたようにも見えました。

    そして、目の前でみるみる自信メーターがあがっていくのがわかります。

    調子に乗らないほうがいいという声もあります。

    ですが小学生、自信を持てると顔つきが変わります。

    ひとつめの合格が、その後のお守りになります。

    わが家の場合、埼玉で受けた学校に通う可能性はほとんどありませんでした。

    ですが、大きな大きな初めての「合格」でした。

    実は娘は、前受けの学校選びの段階で、とても慎重になっていました。

    私はチャレンジしてほしい気持ちもありました。

    ですが娘は、落ちたくないと主張しました。

    合格がもらえないと、自分の性格的にその後が不安だというのです。

    受ける前からそんなに自信がないのかなあ、と私は心配になりました。

    うまくいかないことに対して、かなり恐れがあるようでした。

    埼玉のチャレンジ校を横目に見ながら、娘は模試でいつもA判定が取れた学校を受験しました。

    無事に合格でした。

    A判定だから大丈夫、とはいえません。

    緊張感も、倍率も、体調も、やはり受けてみないとどうなるかわかりません。

    ふだんの勉強の成果を発揮してほしい。

    とはいえ、さまざまな要素がからみあうのが中学受験。

    とにもかくにも、「合格」を勝ち取るのは大変なことです。

    うまくいかないことも、もちろんあります(わが家もそうです)。

    それだけに、重みをかみしめて、合格を祝ってほしいと思います。

  • 変わる部活動

    部活が学校をえらぶ条件という受験生も多いと思います。

    娘は、あるスポーツの部活が気になっていました。

    ただ志望校ではそこまで熱心に活動していないようで、部活を見学してみて、良さそうなら入りたいという感じでした。

    ゆるい部活に出なくなる

    入りたい部活があるなら、まずはその部活が志望校にあるかどうか調べます。

    そして、部員の数や指導者の態勢、大会での成績、日ごろの練習の頻度などもたいてい調べられます。

    学校の説明会で聞いたり、部活動の見学や参加ができる場合もあります。

    今は事前にかなり知ることができて、ありがたい環境です。

    詳しくわかってしまうだけに、受験校を決める際に、かえってややこしくなることもあります。

    志望校に、希望する部活がない場合、あっても規模が小さい場合。

    けっこう起こり得ます。

    娘の場合もそうでした。

    中学に入学して、興味ある運動部に入れたのは良かったです。

    ところが、熱心な顧問がいないのか、元々人気がないのか、部員数も少なく、練習日は週に数日、それも出席しなくてもとくに注意などされないようでした。

    ほかの部活と兼部している部員も多く、たまの運動のための部活、という位置づけに感じました。

    娘も、あまりきつすぎるよりは、楽しくできればいいという考えでした。

    ほかの文化部と兼部することにしました。

    練習は楽しく、先輩もやさしい。

    ですが、段々と参加が減っていきました。

    出ても出なくてもいいと、ほかの楽しい予定が当然優先されていきます(勉強ではない)。

    せっかく上達できる環境があるのに、自分でそれを放棄している状態になってしまいました。

    ○○部、もう辞めようかと思う、とある日娘が言ってきました。

    ちゃんと顧問の先生と話をしてね、と私は伝えました。

    中学校の部活で、自然に来なくなって退部はないと思いますが、やはり自分の口から伝えることが大切だと思いました。

    その後先生と話をして、当面参加はしないけど、所属だけはしておくという状態で了承してもらっています。

    部活絶対の時代ではない

    もちろん娘の学校にも、熱心に活動している部活はいくつもあります。

    大会でいい成績を残していたり、部員の数が多く、部内での切磋琢磨がすごい部活もあります。

    そういった部活をめざして受験する子どもも多いようです。

    土日も長期休みも、練習や試合、大会。

    のんきに過ごしている娘とは、同じ学校に通っていても、生活は大きく異なります。

    ですが、熱心な部活に所属している友達とも、娘はけっこう遊んでいたりするのです。

    親世代からしたら、部活が忙しいのにそんな時間あるの?と疑問に思います。

    私のような昔の世代は、中学生と言えば学校と部活、以上。

    そんな時代もありました。

    いまは一生懸命部活をやったとしても、週一回は必ず練習を休ませるよう、学校側が決めていたりします。

    その部活の温度みたいなものは、入ってみないとわからないことも多いです。

    気になる先輩後輩の関係も、昔ながらの上下関係が厳しい部活もあれば、ほとんど友達のような部活もあります。

    同じ学校の中でも、本当に部活によってさまざまです。

    ある程度調べておいて、あとは思い切って飛び込むという感じでしょうか。

    そして、部活をやめることもできるし、違う部活に変えることもできます。

    生徒それぞれの放課後の過ごし方ができる時代になっていると感じます。

  • 中学受験の持ち物 持っててよかった④防寒グッズ

    厳寒期の中学入試。

    しかも朝早くに家を出るため、つらさ倍増です。

    ですがそこは、子どもにつらさを少しでも感じさせないよう苦心するところです。

    朝早いつらさから、いかに目をそらさせるか…。

    本当は、いちばん起きたくないのは私自身でしたが。

    防寒グッズで気分を上げる

    万全にしすぎて、ほとんど使わない大量の荷物を運搬した、私の受験当日の荷物

    寒い朝でも、娘はマフラーも手袋もいやがってしてくれませんでした。

    携帯カイロは好きだったようです。

    寒さを逆手にとって、子どもの気分を上げていきます。

    事前に、素敵なマフラーや手袋などを用意するのはどうでしょう?

    男子も、黒くてピッタリめのバイク用手袋っぽいのなら、してくれるかも。

    耳当てもおしゃれだし、あたたかいし、気分も上がりそうです。

    わが子のようにカイロが好きなら、カイロのカバーにこだわるのもありかも。

    使い捨てカイロでもいろいろな種類があるので、変わったものを用意してもいいかもしれません。

    意外と、貼るタイプと貼らないタイプで好みがわかれます。

    よかったら確認してみてください。

    娘は断然、貼らない派でした。

    おなかの中からあたためる

    人間、あたたかいものを食べると、性格が穏やかになる気がします。

    やはり、あたたかい飲み物をぜひ。

    早朝に出なくてはならず、ちゃんと朝ご飯が食べられなかったら、自販機でコーンスープとかココアを買うのもいいですね。

    あたたかいペットボトルのお茶もいいですが、すぐに冷めちゃうんですよね。

    ひと手間ですが、保温性のある水筒にあたたかいお茶を入れておくのがおすすめです。

    カフェインとか渋みがないお茶が、子どもにはいいかもしれません。

    わが家で好評なのは、黒豆茶、玄米茶。

    わたしはルイボスティー押しですが、好みによりますよね。

    子どもは熱い飲み物をいやがるので、できれば外出するまで水筒の蓋をあけて、少し温度を下げておくといいです。

    そのまま水筒をキッチンに忘れるパターンもあります、はい。

    あたたかいおやつは難しいですが…

    コンビニなら肉まん、食事はうどんとかいいですね。

    でも何と言っても寒いのは朝、学校に向かう時です。

    簡単に口に入れられるものと、あたたかい飲み物があれば、何とかなると思います。

    試験が終わったら、もうお昼。または夕方。

    朝ほど冷え込んでいないので、好きなものを食べさせたいですね。

  • 親子関係を良くしておく

    直前期、子どもにいいたいことは山積みですが、親子関係は良くしておくほうがいいと思います。

    わが子ががんばってきたのを、いちばん近くで見てきたのは親です。

    もっともっと、と要求したくはなりますが、まずは「笑顔でほめる」はどうでしょう?

    ほめると調子に乗るけれど

    ほめると調子に乗るから、と思う人も多いでしょう。

    わが家の場合も同じでした。

    ほめると娘はわかりやすく調子に乗ります。

    こちらはがんばってほめているんです。

    つい成績や点数をほめてしまいますが、子ども自身が成長したことを見つけるようにしました。

    きれいな字で書けたね(正誤かんけいなし)。

    大問1に全部答えが書けたね(正誤かんけいなし)。

    見直しができたね(正誤かんけいなし)。

    絞り出しましたよ。

    すぐに調子に乗るけれども、子どもの表情が明るくなるのはうれしかったです。

    あとはほめるのと注意をセットにしないことです。

    ほめたあとに、でもここは…、などが続くと、逆効果な気がします。

    ほめたあとに何か言いたくなったら、トイレにでも行くことをおすすめします。

    そして笑顔です。

    子どもは親の笑顔が見たいからがんばっているといっても過言ではないです(わが家の場合)。

    眉間にしわを寄せてほめるより、笑顔でほめたほうが、ほめ効果は何倍にもなると思います。

    無理やりでもいいんです。

    口角を引き上げて、笑ってみましょうか。

    自分で決めた感

    受験が終わってみて、子どもが何かしら自分で決めることが大切だったと感じました。

    まだ小学生ですから、受験にしても学校にしても、もともとは親が選んでいるんです。

    でも決定は子どもであるといいなと思います。

    わが家の場合、私が推しているある学校を、子どもも最初は気に入っていました。

    ですが途中から、魅力を感じなくなっていました。

    それがわかっていながら、私があきらめられなかったのです。

    なんとか受験はしました。

    元々、持ち偏差値よりも高いチャレンジ校でした。

    本人の意欲がわかないのに、がんばってチャレンジできるはずありません。

    親の言う通りにさせるためにほめても、効果はなかったです。

    中学受験生はまだ子どもですが、子どもなりに感じていることはたくさんあります。

    わが家の反省をふまえ、誘導ではなく、押し付けではなく、子どもの意思を尊重できるといいなと思っています。