部活が学校をえらぶ条件という受験生も多いと思います。
娘は、あるスポーツの部活が気になっていました。
ただ志望校ではそこまで熱心に活動していないようで、部活を見学してみて、良さそうなら入りたいという感じでした。
ゆるい部活に出なくなる
入りたい部活があるなら、まずはその部活が志望校にあるかどうか調べます。
そして、部員の数や指導者の態勢、大会での成績、日ごろの練習の頻度などもたいてい調べられます。
学校の説明会で聞いたり、部活動の見学や参加ができる場合もあります。
今は事前にかなり知ることができて、ありがたい環境です。
詳しくわかってしまうだけに、受験校を決める際に、かえってややこしくなることもあります。
志望校に、希望する部活がない場合、あっても規模が小さい場合。
けっこう起こり得ます。
娘の場合もそうでした。
中学に入学して、興味ある運動部に入れたのは良かったです。
ところが、熱心な顧問がいないのか、元々人気がないのか、部員数も少なく、練習日は週に数日、それも出席しなくてもとくに注意などされないようでした。
ほかの部活と兼部している部員も多く、たまの運動のための部活、という位置づけに感じました。
娘も、あまりきつすぎるよりは、楽しくできればいいという考えでした。
ほかの文化部と兼部することにしました。
練習は楽しく、先輩もやさしい。
ですが、段々と参加が減っていきました。
出ても出なくてもいいと、ほかの楽しい予定が当然優先されていきます(勉強ではない)。
せっかく上達できる環境があるのに、自分でそれを放棄している状態になってしまいました。
○○部、もう辞めようかと思う、とある日娘が言ってきました。
ちゃんと顧問の先生と話をしてね、と私は伝えました。
中学校の部活で、自然に来なくなって退部はないと思いますが、やはり自分の口から伝えることが大切だと思いました。
その後先生と話をして、当面参加はしないけど、所属だけはしておくという状態で了承してもらっています。
部活絶対の時代ではない
もちろん娘の学校にも、熱心に活動している部活はいくつもあります。
大会でいい成績を残していたり、部員の数が多く、部内での切磋琢磨がすごい部活もあります。
そういった部活をめざして受験する子どもも多いようです。
土日も長期休みも、練習や試合、大会。
のんきに過ごしている娘とは、同じ学校に通っていても、生活は大きく異なります。
ですが、熱心な部活に所属している友達とも、娘はけっこう遊んでいたりするのです。
親世代からしたら、部活が忙しいのにそんな時間あるの?と疑問に思います。
私のような昔の世代は、中学生と言えば学校と部活、以上。
そんな時代もありました。
いまは一生懸命部活をやったとしても、週一回は必ず練習を休ませるよう、学校側が決めていたりします。
その部活の温度みたいなものは、入ってみないとわからないことも多いです。
気になる先輩後輩の関係も、昔ながらの上下関係が厳しい部活もあれば、ほとんど友達のような部活もあります。
同じ学校の中でも、本当に部活によってさまざまです。
ある程度調べておいて、あとは思い切って飛び込むという感じでしょうか。
そして、部活をやめることもできるし、違う部活に変えることもできます。
生徒それぞれの放課後の過ごし方ができる時代になっていると感じます。