第一志望校が見えてくると、併願校を決める段階でもあります。

さんざんいわれているように、わが子に合う学校、わが子がそこにいることが想像できるような学校を選びたい。

ですが、偏差値やら大学合格実績やらを勘案しはじめてしまいます。

親の欲目で選択する目が完全にくもってしまいました。

偏差値が邪魔をする

受験の併願校として、A校とB校で迷っていました。

規模や雰囲気が似ていて、あえて異なる特徴をあげるとすると、A校は情操教育に力を入れ、B校はスポーツや文化活動で成果をあげることを推奨しているように思えました。

まあ、どれも大事なので、どっちがいいとは決められません。

説明会に参加してみても、肝心の娘の反応は、両校ともいまひとつはっきりしませんでした。

なぜこの2校があがったかというと、まずは偏差値です。

第一志望校に準じるくらいの偏差値で、大学合格実績や英検の取得程度などから選びました、私が。

なにかとちょうどよかったんです。

雰囲気も場所も、倍率や偏差値も。

娘もいやがっているわけではありません。

よし、ちょうどいいから、どちらを2日目か3日目に受けるといいかも。

あとはA校かB校を選ぶだけ。

いや、どちらも受けられるよう、やっぱり午後受験も考えようかなあ、と私は思いをめぐらせていました。

細かい情報でよけい混乱

その後も学校訪問を重ねていくと、私はますますわからなくなってきました。

同時に、細かいところが見えてきました。

意外に校則が厳しいらしいA校、何度も受験できるが合格者数がとても少ないことがあるB校。

A校は高校からもけっこう入学する生徒がいて、その生徒たちが大学の合格実績をあげているのじゃないか?

どうやらB校の制服は娘の好みじゃないらしい。

などなど…

その後、迷ったり悩んだりして、結果的にはA校もB校も受験しませんでした。

簡単な道はないと思い知ったのでした。