埼玉、千葉での中学受験はおもに1月です。

娘も埼玉で1校、千葉で1校受験しました。

2月に本命がある人にとっては「前受け」とか言われますが、やはり受験本番の緊張感はちがいました。

そして1月受験の結果の重要性も思った以上に大きかったです。

寒いの?遠いの?混んでるの?

情報をいくら集めても、実際に体験しないとわかりませんね。

心配というより、いろいろな場合にそなえていると、またもや荷物の量がとてつもないことに…。

何事も経験ですね。

遠い道のりを巨大な荷物をかつぎ、電車を乗り継ぎ、何度も地図のコピーに目を通しながら、初めての受験校にたどり着きました。

埼玉県にあるA中学校の会場は、学校ではなく別会場を借りて試験が行われました。

駅からのルートはわかりやすい、はずでした。

だけど似たようなビルがたくさんあり、道も複雑で、結局は受験生の流れについて行きました。

ついて行くのは危険なので、本当はやめたほうがいいと思います。

最終確認できないまま「いってらっしゃい」

A中学校の会場は学校ではなく、オフィスビル内の大きな会議室でした。

なので、これまでの模試とは雰囲気がまったく違います。

校門や教室がないので、エレベーターで上層階に上がります。

どこが受付かとまごまごしていると、さっと入口に案内されてしまいました。

なんと、初受験なのに、わが子にまともに声をかける間もありませんでした!

なんとか言えたのは「いってらっしゃい、がんばって」だけ…。

娘も戸惑った様子でオフィスの廊下の向こうへと消えていきました。

あー、行っちゃった!

持ち物の最終確認もしていない!

暖房がきいていたら上着を脱ぐようにと言えなかった!

水筒は持ってたけど、チョコ持ってたっけ? 

ああー行ってしまった…

私にできることは、もうありません。

コーヒー飲んで待つだけ、大荷物とともに

ビルのロビーでいろいろと確認すればよかったのです。

でも、まずはエレベーターを上がってから確認しようとしたら、立ち止まるスペースがまったくありません。

どうしようと思っていると、さっさと娘が中に案内されてしまったというわけで…。

すぐ近くのカフェでしばらくうたうだと考えていました。

だけど、どんなに自分を責めてもどうしようもありません。

あとはひたすらわが子の検討を祈るだけ!

コーヒーを飲みながら。