直前期、子どもにいいたいことは山積みですが、親子関係は良くしておくほうがいいと思います。
わが子ががんばってきたのを、いちばん近くで見てきたのは親です。
もっともっと、と要求したくはなりますが、まずは「笑顔でほめる」はどうでしょう?
ほめると調子に乗るけれど
ほめると調子に乗るから、と思う人も多いでしょう。
わが家の場合も同じでした。
ほめると娘はわかりやすく調子に乗ります。
こちらはがんばってほめているんです。
つい成績や点数をほめてしまいますが、子ども自身が成長したことを見つけるようにしました。
きれいな字で書けたね(正誤かんけいなし)。
大問1に全部答えが書けたね(正誤かんけいなし)。
見直しができたね(正誤かんけいなし)。
絞り出しましたよ。
すぐに調子に乗るけれども、子どもの表情が明るくなるのはうれしかったです。
あとはほめるのと注意をセットにしないことです。
ほめたあとに、でもここは…、などが続くと、逆効果な気がします。
ほめたあとに何か言いたくなったら、トイレにでも行くことをおすすめします。
そして笑顔です。
子どもは親の笑顔が見たいからがんばっているといっても過言ではないです(わが家の場合)。
眉間にしわを寄せてほめるより、笑顔でほめたほうが、ほめ効果は何倍にもなると思います。
無理やりでもいいんです。
口角を引き上げて、笑ってみましょうか。
自分で決めた感
受験が終わってみて、子どもが何かしら自分で決めることが大切だったと感じました。
まだ小学生ですから、受験にしても学校にしても、もともとは親が選んでいるんです。
でも決定は子どもであるといいなと思います。
わが家の場合、私が推しているある学校を、子どもも最初は気に入っていました。
ですが途中から、魅力を感じなくなっていました。
それがわかっていながら、私があきらめられなかったのです。
なんとか受験はしました。
元々、持ち偏差値よりも高いチャレンジ校でした。
本人の意欲がわかないのに、がんばってチャレンジできるはずありません。
親の言う通りにさせるためにほめても、効果はなかったです。
中学受験生はまだ子どもですが、子どもなりに感じていることはたくさんあります。
わが家の反省をふまえ、誘導ではなく、押し付けではなく、子どもの意思を尊重できるといいなと思っています。