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  • 併願校選び 偏差値で目がくもる

    第一志望校が見えてくると、併願校を決める段階でもあります。

    さんざんいわれているように、わが子に合う学校、わが子がそこにいることが想像できるような学校を選びたい。

    ですが、偏差値やら大学合格実績やらを勘案しはじめてしまいます。

    親の欲目で選択する目が完全にくもってしまいました。

    偏差値が邪魔をする

    受験の併願校として、A校とB校で迷っていました。

    規模や雰囲気が似ていて、あえて異なる特徴をあげるとすると、A校は情操教育に力を入れ、B校はスポーツや文化活動で成果をあげることを推奨しているように思えました。

    まあ、どれも大事なので、どっちがいいとは決められません。

    説明会に参加してみても、肝心の娘の反応は、両校ともいまひとつはっきりしませんでした。

    なぜこの2校があがったかというと、まずは偏差値です。

    第一志望校に準じるくらいの偏差値で、大学合格実績や英検の取得程度などから選びました、私が。

    なにかとちょうどよかったんです。

    雰囲気も場所も、倍率や偏差値も。

    娘もいやがっているわけではありません。

    よし、ちょうどいいから、どちらを2日目か3日目に受けるといいかも。

    あとはA校かB校を選ぶだけ。

    いや、どちらも受けられるよう、やっぱり午後受験も考えようかなあ、と私は思いをめぐらせていました。

    細かい情報でよけい混乱

    その後も学校訪問を重ねていくと、私はますますわからなくなってきました。

    同時に、細かいところが見えてきました。

    意外に校則が厳しいらしいA校、何度も受験できるが合格者数がとても少ないことがあるB校。

    A校は高校からもけっこう入学する生徒がいて、その生徒たちが大学の合格実績をあげているのじゃないか?

    どうやらB校の制服は娘の好みじゃないらしい。

    などなど…

    その後、迷ったり悩んだりして、結果的にはA校もB校も受験しませんでした。

    簡単な道はないと思い知ったのでした。

  • 【中学受験】受験日程を組む 何度でも何度でも

    東京・神奈川では2月1日から3日が多くの学校で入試があります。

    最近は6日や7日、もっと遅い日程でも入試日を設けているところもあります。

    娘は3日までで受験を終わらせたいという希望があり、基本的には3日までの受験日程を組みました。

    何度も何度も。

    第一志望が決まらない

    当然、第一志望校を軸に併願校を組んでいきます。

    わが子の第一志望校がはっきりしたのは、たしか冬休みくらい。

    それも、絶対にここにー!というより、まあここがいいかなというノリでした。

    そのため、母親(私)があきらめられない学校に妙にこだわるはめに。

    以前書いたA判定を一回だけ取った学校です。

    とはいえ冬休みのころは、その学校は難しいかも、とわかってきた時期でもあります。

    ほかにもよさそうな学校、本人がいい印象を持っている学校はいくつか候補はありました。

    学校案内の本や各学校のホームページなどを参考に、2月1日から3日、プラス4日、5日も念のために考えて受験日程表を作っていきました。

    意外に埋まらない受験日程

    よくいわれますが、そううまく日程がばらけるはずがありません。

    2日に第一志望校を受ける人も多いと思います。

    私も考えましたが、そうすると3日以降がすごく倍率の高い日程しかないと判明。

    でも1日に第一志望校がだめだった場合、併願校を受けるタイミングがせばまります。

    日程が後半になるほど、併願校の偏差値も上がるため、あれ、3日目の併願校のほうが難しいかもーなんていう事態にもなります。

    だからといって、1日目も午前午後に別の学校、2日目も午前午後に別の学校、という体力勝負もできませんでした。

    娘は健康ですがそこまで体力気力に自信がなく、毎日移動して違う学校を受験することは、本人が拒否していました。

    実際、1日目だけ午前午後と受けましたが、相当疲れていました。

    当然ですね。無理してがんばりました。

    はっきりいって、2日目は気が抜けていました。

    どの程度受けるかは、受験生次第ですね。

    親のこだわりより本人の希望

    6年生になったころから、何度も書き直した受験日程。

    最初は私の希望ばかりでしたが、学校訪問をし、模試を重ね、見事にそれは変わっていきました。

    そして、娘の成績が安定しないため、最後の最後まで試行錯誤の連続でした。

    受けたうちの一校は、私はなぜその学校がいいのか理解できないままでした。

    でも本人の希望で受けておいてよかったと思っています。

    結果はどうあれ、自分で決めることが納得感につながるのかなあと感じました。

  • 一度だけの模試A判定に翻弄される

    志望校のA判定は素直にうれしい。

    しかし受験を終えてみると、一筋縄ではいかないA判定の奥深さを感じました。

    奥深さとは? つまり、「鵜呑みにはできない」ってこと。

    なぜか出たA判定

    娘の通っていた塾の模試は、志望校の合格可能性が80%以上ならA判定になります。

    もちろんA判定が出れば、顔に出さないようにしていても頬が自然とゆるみます。まあ大体、同時にDやらEも見ることになりますが。

    しかしこのA判定には翻弄させられました。

    いつもより得意な分野だったのか、思いがけなくわが子には難しそうな学校にA判定が出ました。

    わずかでも希望を追い求めるのが中学受験親のさが。

    ワンチャン行けるんじゃね?と娘には使ってほしくないフレーズまで飛び出します。

    あきらめられないのは、親

    こうなると、いったん抱いた希望を捨てるのはとても難しくなります。受験する学校を決めるにあたって、この親の抱いた希望が冷静な判断の邪魔をするのです。

    もちろん、冷静に客観的にと言ったって、親にとっても初めての経験で、そんなに完璧に判断できるわけはありません。

    こどもに合った学校を、少しでも進学実績のいい学校を、と冷静どころか私の欲はとどまるところを知りませんでした。

    娘は娘である程度決めているんです。それをいちばんに尊重します、当然。

    でも、ねえ、あと1校受けてみない? 〇月の模試でA判定出たし。

    こどもはその学校に当初ほど興味を示さなくなっていました。

    だけど、親の私があきらめられないのです。わずかな希望、一度だけのA判定に。

    ごり押しの結果

    なかばごり押しで3日目にその「一度だけA判定校」を受けました。

    わかっていたのです。過去問も難しかった。

    当の本人がその学校に行く気をなくしていて、それは、無理だとわかっていたからかもしれません。

    模試を受ければ受けるほど、A判定は遠のいていました。

    なのに、親はあきらめられない。

    2月3日を迎え、受験3日目で疲れ切った娘をなだめすかして「一度だけA判定校」に向かいました。

    娘はがんばりました。

    結果は予想されたものでした。

    すでにひとつ合格をもらっていて、娘の中では受験は終わっていました。私の欲が娘の受験を引き延ばしていたのです。

    チャレンジが必要な場合ももちろんあります。

    しかしわが家の場合、娘にとっては余計なあと1校でした。