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  • 「合格」の重さ

    2025年受験のみなさん、がんばってください!

    前もっていろいろ考えていたよりずっと、「合格」の二文字は重かったです。

    どんな状況でも、どんな学校でも、合格は合格。

    それは輝いていました。

    合格に優劣はない

    この学校じゃないと、合格したって意味がないだろう。

    超安全校に合格したって、当然のことだからうれしくないだろう。

    一応受けるだけだから、合格してもしなくても関係ないだろう。

    全部ちがうと思います。

    「合格」は「合格」。

    絶対的にうれしいものです。

    とくに受験生本人にとっては、こんなに力になるものはありません。

    だから、実力よりはやさしい学校だったからといって、合格を軽く見てほしくないと思います。

    どんな合格でも、子どもが自分の力でとった勲章です。

    とにかくほめてあげてほしいです。

    当然とか、簡単とか言わずに、ひとつの大きな合格を素直に喜ぶのがいいと思います。

    みんなで喜ぶと、子どもはとっても嬉しそうな顔になります。

    合格がお守りになる

    どちらかというと反応が淡白なわが子。

    合格をもらった時は、やったーとはじけるのではなく、良かったーとかみしめている感じでした。

    日ごろは言いませんでしたが、プレッシャーも相当あったのでしょう。

    うれしいと同時に、ホッとしたようにも見えました。

    そして、目の前でみるみる自信メーターがあがっていくのがわかります。

    調子に乗らないほうがいいという声もあります。

    ですが小学生、自信を持てると顔つきが変わります。

    ひとつめの合格が、その後のお守りになります。

    わが家の場合、埼玉で受けた学校に通う可能性はほとんどありませんでした。

    ですが、大きな大きな初めての「合格」でした。

    実は娘は、前受けの学校選びの段階で、とても慎重になっていました。

    私はチャレンジしてほしい気持ちもありました。

    ですが娘は、落ちたくないと主張しました。

    合格がもらえないと、自分の性格的にその後が不安だというのです。

    受ける前からそんなに自信がないのかなあ、と私は心配になりました。

    うまくいかないことに対して、かなり恐れがあるようでした。

    埼玉のチャレンジ校を横目に見ながら、娘は模試でいつもA判定が取れた学校を受験しました。

    無事に合格でした。

    A判定だから大丈夫、とはいえません。

    緊張感も、倍率も、体調も、やはり受けてみないとどうなるかわかりません。

    ふだんの勉強の成果を発揮してほしい。

    とはいえ、さまざまな要素がからみあうのが中学受験。

    とにもかくにも、「合格」を勝ち取るのは大変なことです。

    うまくいかないことも、もちろんあります(わが家もそうです)。

    それだけに、重みをかみしめて、合格を祝ってほしいと思います。

  • 【中学受験】ド緊張の1月受験 練習ではない

    埼玉、千葉での中学受験はおもに1月です。

    娘も埼玉で1校、千葉で1校受験しました。

    2月に本命がある人にとっては「前受け」とか言われますが、やはり受験本番の緊張感はちがいました。

    そして1月受験の結果の重要性も思った以上に大きかったです。

    寒いの?遠いの?混んでるの?

    情報をいくら集めても、実際に体験しないとわかりませんね。

    心配というより、いろいろな場合にそなえていると、またもや荷物の量がとてつもないことに…。

    何事も経験ですね。

    遠い道のりを巨大な荷物をかつぎ、電車を乗り継ぎ、何度も地図のコピーに目を通しながら、初めての受験校にたどり着きました。

    埼玉県にあるA中学校の会場は、学校ではなく別会場を借りて試験が行われました。

    駅からのルートはわかりやすい、はずでした。

    だけど似たようなビルがたくさんあり、道も複雑で、結局は受験生の流れについて行きました。

    ついて行くのは危険なので、本当はやめたほうがいいと思います。

    最終確認できないまま「いってらっしゃい」

    A中学校の会場は学校ではなく、オフィスビル内の大きな会議室でした。

    なので、これまでの模試とは雰囲気がまったく違います。

    校門や教室がないので、エレベーターで上層階に上がります。

    どこが受付かとまごまごしていると、さっと入口に案内されてしまいました。

    なんと、初受験なのに、わが子にまともに声をかける間もありませんでした!

    なんとか言えたのは「いってらっしゃい、がんばって」だけ…。

    娘も戸惑った様子でオフィスの廊下の向こうへと消えていきました。

    あー、行っちゃった!

    持ち物の最終確認もしていない!

    暖房がきいていたら上着を脱ぐようにと言えなかった!

    水筒は持ってたけど、チョコ持ってたっけ? 

    ああー行ってしまった…

    私にできることは、もうありません。

    コーヒー飲んで待つだけ、大荷物とともに

    ビルのロビーでいろいろと確認すればよかったのです。

    でも、まずはエレベーターを上がってから確認しようとしたら、立ち止まるスペースがまったくありません。

    どうしようと思っていると、さっさと娘が中に案内されてしまったというわけで…。

    すぐ近くのカフェでしばらくうたうだと考えていました。

    だけど、どんなに自分を責めてもどうしようもありません。

    あとはひたすらわが子の検討を祈るだけ!

    コーヒーを飲みながら。